「古代の新潟」は、文字による政治が及んできた約1,300年前からの時代を扱います。いわゆる奈良・平安時代です。この時代の政治のしくみと、その中で生きた人々の活動を、県内出土の資料をふんだんに用いながら紹介します。
まず最初に現れるのは、奈良時代の役人の仕事風景です。右手に筆、左手に木簡(もっかん)を持ち、仕事にはげむ役人の姿は、文字による政治が越後・佐渡にも及んできた象徴です。「古代の新潟」全体の導入になります。
今の北陸地方は、「越の国(こしのくに)」と呼ばれていました。そこから、越後・佐渡国が分かれ、現在の新潟県の範囲がほぼ決まりました。
こうして誕生した越後・佐渡国の姿を、主要な遺跡、道などの要素を盛り込みながら紹介します。
つぎに、和島村の八幡林遺跡(はちまんばやしいせき)をはじめ、県内から出土した木簡や墨書土器(ぼくしょどき)などの文字資料を多数紹介します。観覧者に問いかけ、ともに考えながら、古代の地名、産物、役人、蝦夷(えみし)、ムラなどいろいろなテーマを見ていきます。古代の新潟県について生き生きとしたイメージを持つことができます。