![]() |
新潟は綿の育つ北限の地です。しかし、綿が伝わるまでの長い間、アサ、カラムシ、アカソ、イラクサなど茎、ときにはフジなどの樹皮の繊維が布を織る材料として用いられていました。これらの材料で織った布は丈夫で通気性に優れていてさまざまな仕事に適していました。ここで紹介するのは、耕作地が少なく木綿が不足していた県北部の地域で、近年まで着用し、織られてきた藤布衣です。 |
![]() |
木綿が次第に普及してからも、まだ貴重な衣料であったため、大切に使いこなされてきました。古着をさらに着古し、使い古された木綿布を細く裂いてヨコ糸に織る裂織、古木綿を重ね合わせ細かく刺して縫い、補強しながらときには美しい模様を施す刺子、また、小切れを無駄せずにぎりぎりまで継ぎあてを繰り返したブイトウ、いずれも家の衣服を管理する女性たちによって生み出された知恵と技でした。 |
![]() |
麻葉模様のサシコ前掛け |
![]() |
サシコで補強した手甲 |
![]() |
藤織り道具一式 |
![]() |
ヤマオビ |
![]() |
ブイトウ |
![]() |
ゾンザ |
![]() |
サシモン(裂織の袖無) |
![]() |
クサオツヅレ(藤布衣) |
![]() |
オツヅレ(藤布衣) |